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龍雲寺禅堂で体験する仏教と断食の融合|お寺で断食をする意義


山頂にある観音様
山頂にある観音様

こんにちは、龍雲寺禅堂のスタッフです。


龍雲寺禅堂は、静岡県浜松市にある断食道場として、全国から多くの方が訪れる特別な場所です。ここでは一日一食の断食を通じて心と体を整えるだけでなく、仏教の教えを体験しながら、自分自身と向き合う時間を持つことができます。


今回は、「お寺で断食をする意義」について、仏教と断食のつながりを交えながらお話しします。



仏教における断食の意味


仏教では、断食は単なる食事を控える行為ではなく、心と体を浄化し、精神を高める修行の一環とされています。

古代インドの仏教僧たちは、日々の修行の一環として食事を減らし、欲を抑えることで悟りの道を追求してきました。


断食は仏教において、次のような目的を持っています。


  1. 煩悩を抑える

    食欲は人間の三大欲求の一つとされ、煩悩の象徴とも言えます。断食を通じて食欲を制御することで、心が穏やかになり、他の欲望も静まっていきます。


  2. 体の浄化

    仏教では「身・口・意(しん・く・い)」という三つの行いが重要視されていますが、断食は「身」、つまり体を清めるための手段としても重視されています。


  3. 感謝の心を育む

    断食を通じて「食べること」の大切さを再認識し、日々の食事や食材、食べ物を与えてくれる自然や他者への感謝の心が育まれます。



龍雲寺禅堂で断食を行う意義


仏教体験と断食の相乗効果

龍雲寺禅堂では、断食とともに仏教体験がセットになっています。坐禅や写経、住職の法話を通じて、心を静め、内面に意識を向ける時間を持てるのが特徴です。断食中に仏教の教えに触れることで、断食そのものが修行としての深い意味を持つようになります。


ある参加者の方は、「ただ食事を控えるだけでは気づけない心の変化が、坐禅や法話を通じて深まった」と話してくれました。断食道場での時間は、単なるデトックス以上の意味を持つのです。




お寺で断食を行うメリット


1. 静かな環境で集中できる

お寺という静かな空間は、日常の喧騒から離れて断食に集中するのに最適な場所です。特に龍雲寺禅堂は、自然に囲まれた環境にあり、耳を澄ませば風の音や鳥のさえずりが聞こえてきます。この穏やかな環境が心を落ち着け、断食の効果をより高めてくれます。


2. 仏教の教えに触れる

断食道場としての滞在中には、毎朝の坐禅や住職の法話を通じて仏教の教えに触れる時間があります。断食だけでなく、心の在り方や生き方についてのヒントを得られるのも、お寺で断食を行う魅力です。


3. 自分と向き合う時間が持てる

日常生活では、仕事や家事、人間関係などに追われ、自分自身と向き合う時間を持つことが難しいかもしれません。しかし、お寺での断食体験は、そうした日常から一歩離れ、じっくりと自分と向き合う貴重な時間を提供してくれます。




断食を通じて得られる気づき


龍雲寺禅堂で断食を行うことで、多くの参加者が次のような気づきを得られています。


1. 食べることのありがたさ

普段何気なく口にしている食事が、いかに貴重なものかを再認識する方が多いです。ご飯や味噌汁の美味しさは格別で、「食べること」の本当の意味を感じる時間となります。


2. 心の静けさ

断食をすることで、体だけでなく心も静まります。住職の法話や坐禅を通じて、日常生活でいかに多くのストレスや煩悩に縛られているかに気づく方も少なくありません。


3. 自然への感謝

龍雲寺禅堂の自然豊かな環境の中で過ごす時間は、日々の忙しさの中で忘れがちな自然への感謝を思い出させてくれます。



龍雲寺禅堂での断食体験の流れ


朝|坐禅と法話で心を整える

毎朝、坐禅と住職の法話が行われます。静かな環境で呼吸を整え、住職の言葉に耳を傾ける時間は、断食中の心を支えてくれます。


日中|仏教体験を通じて学びを深める

日中には写経や写仏、枯山水の線引き体験など、仏教に関連するさまざまな体験が行われます。これらの活動を通じて、断食をより深く理解することができます。


夜|静かな時間で自分と向き合う

夜は再び坐禅の時間があります。一日を通じて体と心が軽くなり、深い睡眠へと誘われる感覚を味わえるでしょう。



最後に|お寺で断食を体験してみませんか?


龍雲寺禅堂での断食体験は、体のデトックスだけでなく、心の浄化や仏教の教えに触れる貴重な時間です。お寺という特別な環境で、自分と向き合いながら過ごす数日間は、日常生活では得られない新しい気づきを与えてくれるでしょう。

ぜひ一度、龍雲寺禅堂の断食道場を訪れ、仏教と断食の融合を体験してみてください。スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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