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断食道場は初めてでも大丈夫?初心者が不安に感じることをスタッフ前岡が徹底解説

9月6日
読了時間: 15分
心と見つめる大切な時間
心と見つめる大切な時間

「断食道場に行ってみたい。でも、ちょっと怖い」

こんにちは。龍雲寺禅堂スタッフの前岡です。

初めてお問い合わせをいただく方から、よくこんなご質問をいただきます。

「断食をしたことがありませんが大丈夫ですか?」

「一日一食でお腹が空きませんか?」

「坐禅もお経も初めてです。」

「一人で参加しても大丈夫ですか?」

「修行と聞くと、少し厳しそうで……。」

断食道場に興味はあるけれど、何をする場所なのか分からない。

「行ってみたい」と「ちょっと怖い」の間で、申し込みを迷っている方も少なくありません。

でも、あまり構えなくて大丈夫です。

龍雲寺禅堂に参加される方の多くは、禅の修行も坐禅も初めてです。

お経だって、最初から上手に読める方ばかりではありません。

坐禅で足がうまく組めなくても大丈夫。

お経を間違えても大丈夫。

最初から上手にできることは求めていません。

ただ一つお願いしたいのは、

「できないからやらない」ではなく、「分からないけれど、まずやってみよう」

という気持ちです。

この記事では、日頃から参加者の皆さまをお迎えしているスタッフの立場から、初めて断食道場へ参加する方が不安に感じやすいことを、一つずつご説明します。




そもそも龍雲寺禅堂の「断食道場」とは?


まず知っていただきたいのは、龍雲寺禅堂は何日間も何も食べない完全断食の施設ではないということです。

龍雲寺禅堂では、一日一食の精進料理をいただく「やさしい断食」を行っています。

朝のお勤めの後には、梅干しと蜂蜜を使った梅湯をいただきます。

日中には水やお茶、炭酸水、コーヒーなどもあります。

そして一日の食事として、精進料理を丁寧にいただきます。

また、ダイエットだけを目的とした断食道場でもありません。

一日一食だけではなく、読経、坐禅、法話などを通して、

身体だけでなく、心や日々の暮らしまで見つめ直すこと

を大切にしています。

「食べないことを頑張る場所」というより、

普段の生活から少し離れて、自分自身を整える場所。

そう考えていただくと、龍雲寺禅堂の断食道場が少しイメージしやすいかもしれません。





初心者の不安①「一日一食に耐えられるでしょうか?」

初めて断食道場へ参加する方が、まず心配されることです。

もちろん、普段三食食べている方なら、お腹が空くことはあります。

最初は、

「いつもなら今頃お昼を食べているな。」

「何か食べたいな。」

と思うこともあるでしょう。

でも、龍雲寺禅堂では、空腹に耐えること自体を修行の目的にはしていません。

一日一食の生活をしてみると、

「本当にお腹が空いているのかな。」

「時間になったから食べていただけなのかな。」

「何となく口に入れていたものも多かったな。」

と、普段の食生活を見つめるきっかけになります。

そして一日一回の精進料理。

一口ずつ味わう。

よく噛む。

食べられることをありがたく感じる。

龍雲寺禅堂が大切にしているのは、**「食べないこと」よりも「丁寧にいただくこと」**です。





初心者の不安②「坐禅なんてしたことがありません」

大丈夫です。

坐禅が初めてという方はたくさんいらっしゃいます。

「身体が硬いから無理では?」

「足が組めません。」

「ずっと坐っていられるでしょうか。」

というご相談もよくあります。

最初からきれいな姿勢で坐れる必要はありません。

基本の姿勢を試しながら、自分の身体に合う方法を探していきます。

坐蒲を重ねる。

正座を崩した姿勢を試す。

それでも難しければ椅子を使う方法もあります。

大切なのは、坐禅の形を競うことではありません。

ただし、最初から、

「私は無理だからやりません。」

と決めてしまうのでもありません。

まずやってみる。

難しければ別の方法を試してみる。

「できるかな?」くらいの気持ちで大丈夫です。

その素直さも、禅の修行の一つです。




初心者の不安③「お経が読めません」

これも大丈夫です。

初めての方がお経を上手に読めないのは当然です。

ただし龍雲寺禅堂では、

「読めないから黙っていよう」ではありません。

最初は間違えて構いません。

周りの声に合わせながら、できるだけ大きな声で読んでみてください。

大きな声を出せば、当然、間違えることもあります。

ちょっと恥ずかしいかもしれません。

でも、それでいいのです。

大きな声で間違えて、少し恥をかく。そのくらいの素直さがあっていい。

上手にやって自分を守るよりも、

「よく分からないけど、一生懸命やってみよう。」

と声を出してみる。

数日間の修行では、そんな経験も大切にしています。





初心者の不安④「修行は厳しいですか?」

これも本当によく聞かれます。

答えるのが少し難しい質問です。

滝に打たれるわけではありません。

何時間も坐禅を続けるわけでもありません。

怒鳴られながら修行する場所でもありません。

ですから、そういう意味では、皆さんが想像するほど怖い断食道場ではありません。

ただ、

経本を丁寧に置く。

時間を守る。

説明をきちんと聞く。

食事を丁寧にいただく。

入門書をよく読む。

こうしたことは大切にしています。

どれも難しくなさそうですよね。

ところが、実際にやってみると意外とできません。

普段なら、

「まあ、これくらいでいいか。」

と済ませていることも、禅堂では「もう少し丁寧に」と声をかけられることがあります。

そのため、最初は「思ったより厳しい」と感じる方もいます。

でも、すぐに慣れます。

そして数日すると、

丁寧に食べる。丁寧に置く。丁寧に読む。目の前のことだけをする。

そんな時間が、むしろ心地よくなってきます。




初心者の不安⑤「一人で参加しても大丈夫ですか?」

はい。

お一人で参加される方も多くいらっしゃいます。というよりおひとりの方が圧倒的に多いです。

「知らない人ばかりの中へ一人で入るのが不安。」

という方もいますが、断食道場は参加者同士で一日中行動する旅行ツアーではありません。

朝晩の日課は皆さんで行いますが、日中には自由時間があります。

部屋でゆっくりする。

本を読む。

散歩をする。

何もしないで過ごす。

それぞれの時間を過ごしていただけます。

無理に他の参加者と仲良くならなければいけない場所でもありません。

むしろ、

「一人だったから、自分のことをゆっくり考えられた。」

という方もいらっしゃいます。




初心者の不安⑥「一日中、修行ばかりなのでしょうか?」

いいえ。

朝から晩まで予定がぎっしり詰まっているわけではありません。

朝には、お勤め、坐禅、梅湯、法話などがあります。

夜にも、お勤め、一日一食の精進料理、坐禅などがあります。

一方、日中には自由時間があります。

この**「何もしなくてもいい時間」**も、龍雲寺禅堂では大切にしています。

普段は、

仕事。

家事。

予定。

連絡。

スマートフォン。

いつも何かをしています。

だから最初は、自由時間になると、

「何をしたらいいんだろう?」

と戸惑う方もいます。

でも、何もしなくてもいいのです。

ぼんやりする。

景色を見る。

本を読む。

少し歩く。

昼寝をする。

普段なら「もったいない」と思ってしまうような時間を、ゆっくり過ごしてみてください。

それもリトリートであり、禅堂で過ごす時間の魅力です。




初心者の不安⑦「スマートフォンは預けなければいけませんか?」


いいえ。

龍雲寺禅堂では、デジタルデトックスは任意です。

希望される方はスマートフォンなどの電子機器を預けることができますが、全員が必ず預けるわけではありません。

携帯電話の電波も入り、Wi-Fiも利用できます。

ただ、せっかく日常から少し離れて断食道場へ来た時間です。

必要以上に情報を追わず、

「今日は少しスマートフォンを見る時間を減らしてみようかな。」

くらいから始めてみるのもおすすめです。

画面を見ない時間が増えると、

「自分は普段、こんなにスマートフォンを見ていたんだ。」

と気付くこともあります。

デジタルデトックスをするかどうかよりも、自分と情報との距離に気付くことの方が大切です。




初心者の不安⑧「掃除や作務は大変ですか?」

「禅寺の修行だから、庭掃除や重労働をするのでは?」

と思われる方もいます。

龍雲寺禅堂では、参加者の方に庭仕事をしていただくことはありません。

作務として行っていただくのは、基本的にご自身が使用しているお部屋の清掃です。

自分が使った場所を、自分で丁寧に整える。

これも修行です。

早く掃除を終わらせることが目的ではありません。

目の前のことを雑にせず、一つずつ丁寧に行う。

難しいことではありません。

でも、こうした小さなことを丁寧にする時間が、心を整えることにもつながっていきます。




初心者の不安⑨「服装や持ち物はどうすればいいですか?」

特別な修行着を購入する必要はありません。

龍雲寺禅堂では、作務衣を無料で貸し出しています。

ただしフリーサイズのため、体格の大きな方などは合わない場合があります。

その場合は、ご自身の動きやすい服装で参加していただけます。

ズボンでなければいけないという決まりもありません。

大切なのは、

坐禅をしやすい、ゆったりとした服装であること。

身体を締め付けない柔らかな素材がおすすめです。

また、露出の多い服装は避けてください。

詳しい持ち物や生活上の決まりについては、参加される方へ事前に郵送する入門書に記載しています。




入門書は「読んだつもり」ではなく、よく読んでください

ここは少しだけ大切なお話です。

参加される方には、事前に入門書を郵送しています。

これは「一応目を通しておく案内」ではありません。

禅堂で皆さんと一緒に生活するために必要なことが書かれています。

ですから、

「読みました。」

ではなく、

内容を理解するように丁寧に読んでください。

文字を目で追っただけの「読んだつもり」では、当日になって困ってしまいます。

目の前の文章を丁寧に読む。

実は、禅堂へ来る前から修行は始まっているのかもしれません。

とはいえ、試験があるわけではありません。

分からないことがあれば、確認していただければ大丈夫です。



初心者の不安⑩「食べ物や飲み物を持って行ってもいいですか?」


飲食物の持ち込みはできません。

お菓子や飲み物、プロテインなども含め、基本的に飲食物は持ち込まないでください。

龍雲寺禅堂では、一日一食という生活そのものが修行の一部だからです。

必要な飲み物は禅堂で用意しています。

医療上必要なものなど特別な事情がある場合は、自己判断で持ち込まず、事前にご相談ください。





初めてなら3日間?4日間?それとも7日間?


龍雲寺禅堂には、

3日間(2泊)

4日間(3泊)

7日間(6泊)

のコースがあります。

一泊だけ、あるいは日帰りでの参加はありません。

初めてで、

「まずは体験してみたい。」

という方なら、3日間という選択もあります。

4日間になると、少しずつ生活のリズムに慣れ始めます。

そして龍雲寺禅堂では、7日間を基本と考えています。

なぜなら、最初の数日は新しい環境や日課についていくことで精いっぱいになる方もいるからです。

4日目くらいになると、一日のリズムが身体に入ってきます。

すると、

「次は何だろう。」

「これで合っているかな。」

と考えることが少しずつ減り、ようやく目の前へ心が向き始めます。

今は食事。

今は読経。

今は坐禅。

目の前のことだけに心を向ける。

この頃から、

「心が軽くなった。」

「静かな時間が気持ちいい。」

と感じる方もいらっしゃいます。

だから、心や生活までじっくり見つめ直したい方には、7日間がおすすめです。





ホテルではありません。でも、怖い修行道場でもありません

ここは、初めて参加される方に知っておいていただきたいところです。

龍雲寺禅堂は、ホテル型リトリートではありません。

朝晩のお勤めや坐禅、法話など、皆さんで行う決められた日課があります。

参加される方には「お客様」としてではなく、数日間の修行者として生活していただきます。

ですから、滞在中ずっと好きなことだけをして過ごす場所ではありません。

でも、一日中厳しい修行をする場所でもありません。

やるときは皆で修行する。休むときはゆっくり休む。

そんな数日間です。

少し注意を受けることもあるかもしれません。

でも、それは怒っているわけではありません。

目の前のことをもう少し丁寧にやってみよう。

そのための声掛けです。

最初は少し緊張していた方も、2日、3日と過ごすうちに、禅堂のリズムに慣れていきます。





初心者だからこそ、気付けることがあります

坐禅を知らない。

お経を知らない。

一日一食も初めて。

それで構いません。

むしろ、知らないからこそ、

「こんな考え方があるんだ。」

「普段の自分はこんなに急いでいたんだ。」

「食事って、こんなにありがたいんだ。」

と気付くことがあります。

最初から上手にできることは求めていません。

間違えてもいい。

分からなくてもいい。

注意されたら、素直に直して、もう一度やってみればいいのです。

大切なのは、できないことを隠したり、ごまかしたりすることではありません。

「分からないけれど、やってみよう。」

その気持ちで十分です。

お経なら、大きな声で間違えて、少し恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。

でも、そのくらい素直に取り組んだ方が、修行はずっと面白くなります。

初めてだからこそ、できないことがある。

そして、できないからこそ気付けることがある。

あまり難しく考えずにお越しください。




実際に初めて断食道場へ参加された方の声

30代・女性

「一人参加で、坐禅も断食も初めてだったので、申し込むまでかなり迷いました。でも実際に来てみると、一人で過ごせる時間もあり、思っていたよりゆったり過ごせました。最初の緊張が嘘のように、最後は帰るのが少し寂しくなりました。」

40代・男性

「修行と聞いて、もっと怖い場所を想像していました。実際には難しいことを要求されるわけではなく、経本を丁寧に置く、説明をよく聞くなど、本当に基本的なことでした。ただ、その基本的なことを普段の自分が意外とできていなかったことに気付きました。」

50代・女性

「一日一食が一番不安でしたが、終わってみると食事よりも法話や坐禅の方が印象に残っています。家に帰ってからも、食事を急がず、目の前のことを一つずつ丁寧にすることを意識するようになりました。」




断食道場が初めての方からよくある質問


一人でも参加できますか?

はい。一人で参加される方も多くいらっしゃいます。

朝晩の日課は皆さんで行いますが、日中には自由時間がありますので、自分自身と向き合う時間も十分にあります。

坐禅が初めてでも大丈夫ですか?

大丈夫です。

最初から上手に坐れる必要はありません。基本の姿勢から試し、身体の状態に合わせて調整していきます。

お経を読んだことがありません

覚えてくる必要はありません。

最初は周りに合わせて読んでください。

上手さよりも、間違えることを恐れず、大きな声で一生懸命取り組むことを大切にしています。

一日一食はつらくありませんか?

感じ方には個人差があります。

龍雲寺禅堂は完全断食ではなく、一日一回の精進料理をいただきます。

空腹を我慢することそのものではなく、一日一食を通して普段の食生活や自分の心を見つめることを大切にしています。

日中は何をして過ごしますか?

自由時間があります。

読書や散歩をしたり、部屋で休んだり、何もしない時間を過ごしたり、それぞれに過ごしていただけます。

スマートフォンは禁止ですか?

禁止ではありません。

デジタルデトックスを希望される方は電子機器を預けることができますが、任意です。

1泊だけ参加できますか?

できません。

龍雲寺禅堂では、3日間(2泊)、4日間(3泊)、7日間(6泊)のコースを設けています。





初めての断食道場。あまり構えすぎずにお越しください

初めての場所へ行くのは、誰でも少し緊張します。

まして、

「断食道場」

「禅寺」

「修行」

という言葉が並べば、

「自分にできるだろうか。」

と思うのも無理はありません。

でも、龍雲寺禅堂に来られる方の多くが、最初は初心者です。

坐禅が初めてでもいい。

お経を知らなくてもいい。

一日一食を経験したことがなくてもいい。

特別な経験は必要ありません。

ただ、

目の前のことを一つずつ、素直にやってみる。

それだけです。

そして、うまくできなければ、もう一度やってみる。

数日間それを繰り返していると、不思議と生活のリズムが整ってきます。

4日目くらいになると、次の予定や周囲のことばかりを気にしていた心が、少しずつ目の前へ向き始めます。

食べるときは食べる。

坐るときは坐る。

読むときは読む。

そんな単純な時間が、とても心地よく感じられるようになる方もいます。

断食道場へ行くからと、何か特別な自分になってから来る必要はありません。

今のままでお越しください。

そして数日間だけ、いつもとは少し違う暮らしをしてみてください。




龍雲寺禅堂の断食道場について

龍雲寺禅堂の断食道場では、一日一食だけではなく、坐禅・読経・法話・作務(主にご自身のお部屋の清掃)などを通して、**「目の前を丁寧にする暮らし」**を体験していただいています。

初めて断食道場へ参加する方にも、禅堂での生活や一日の流れが分かるように事前に入門書を郵送し、必要なことをご案内しています。

詳しい修行内容やコース、一日の過ごし方については、「龍雲寺禅堂の断食道場」TOPページをご覧ください。




禅寺で「心を整える時間」を体験してみませんか

龍雲寺禅堂では、禅の教えを日常生活に生かすことを大切にしています。

坐禅や一日一食の精進料理、法話、作務を通して、「目の前を丁寧にする」という禅の暮らしを体験していただけます。

リトリートや断食道場、禅寺での修行が初めての方でも、最初から上手にできる必要はありません。

忙しい毎日から少し離れて、いつもより丁寧に食べ、丁寧に坐り、丁寧に過ごしてみませんか。

「ちょっと行ってみようかな。」

そのくらいの気持ちからでも大丈夫です。




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