東京から行ける断食道場体験記 ― 龍雲寺禅堂で「やさしい断食」を3日・4日・7日体験して ―
- 龍雲寺禅堂スタッフ

- 10月1日
- 読了時間: 4分

なぜ断食なのか?
現代の私たちの生活は、食べすぎと情報過多に満ちています。
コンビニや外食で「いつでも食べられる」
甘いものや脂質が多い食生活
デスクワークやスマホで体を動かさず、姿勢が崩れる
気づけば疲労感やストレスに押しつぶされる
「断食」というと厳しい修行を想像される方も多いですが、実は 心身を整える最も自然な方法 です。体を空っぽにし、余計なものを入れない。そのことで、心が澄んでいく。
龍雲寺禅堂では、誰でも挑戦できる「やさしい断食」を行っています。
やさしい断食とは?
一般的な断食道場には「完全断食(水だけ)」もありますが、初心者や女性にはハードルが高いです。
龍雲寺禅堂では、以下の形を取ります。
朝:梅干しと蜂蜜を溶いた梅湯(朝のお勤め後にいただく)
昼:水やお茶など水分補給のみ
夕:精進料理を一日一食
つまり、 食べないのではなく「一日一食を丁寧に味わう」断食。 心身にやさしく、続けやすいのが特徴です。
お寺で断食する意味
断食は自宅でもできなくはありません。ですが、環境が違えば効果も大きく変わります。
龍雲寺禅堂の断食は、
「心を調えるために体を調える」という理念のもとに組まれています。
外面:姿勢・体のコリを調える(坐禅+トレーナーのストレッチ指導)
内面:一日一食断食で内臓を休ませ、心の揺れを静める
お寺だからこそ、規律ある生活の中で「心が自然に整う」体験ができるのです。
一日の流れ(基本)
06:00 起床
06:30 朝のお勤め(読経)
07:00 坐禅
07:30 法話
07:45 梅湯(梅干し+蜂蜜)
08:30 ストレッチ(自由参加)
日中:仕事・散策・写経・仏教体験など自由時間
17:15 運動教室(自由参加)
18:15 夕食(精進料理=一日一食)
19:30 坐禅
20:00 おやすみストレッチ
21:00 就寝
※ 初日は「入門供養→断食レクチャー→トレーナー面談」から始まります。 ※ 最終日は朝梅湯のみ、10時チェックアウト。
科学的根拠 ― 断食で起きる変化
オートファジーの活性化
細胞の老廃物を分解し若返らせる仕組み。2016年ノーベル賞で大隅良典博士が発見【Nobel Prize, 2016】。
血糖コントロール
断食でインスリン感受性が改善される【Longo & Mattson, Cell Metabolism, 2014】。
腸内環境改善
断食が腸内フローラを多様化させることが報告【Thaiss et al., Nature Communications, 2019】。
脳機能向上
断食でBDNF(脳由来神経栄養因子)が増加、集中力・学習力が高まる【Mattson et al., Nature Reviews Neuroscience, 2017】。

3日間(2泊)プチ断食コース
特徴
週末利用に最適
心のデトックスを中心に体験
体験の流れ
初日:入門供養で気持ちを切り替え。夜の坐禅で静かに一日を終える。
2日目:朝の梅湯が体に染み渡り、湖畔散策や写経でリフレッシュ。
3日目:午前中に梅湯をいただき、10時にチェックアウト。
参加者の声
「短期間でも心が軽くなった」
「週明けから仕事が楽になった」
「次は長いコースにしたい」
4日間(3泊)コース
特徴
食習慣改善の基礎をつくる
東京に戻っても継続しやすい
体験の流れ
初日:供養・レクチャー・面談で安心スタート
2日目:空腹に慣れ、集中力が高まる
3日目:肌や腸の調子に変化
4日目:一日一食を丁寧に味わい、帰宅後も続ける習慣が生まれる
参加者の声
「夜一食を守れるようになった」
「仕事に集中できるようになった」
「7日間コースをしたくなった」
7日間(6泊)基本コース
特徴
最も人気のある基本コース
体と心の習慣を根本から変える
体験の流れ
1〜2日目:体が断食に順応、頭が冴える
3〜5日目:坐禅や法話で心の落ち着きが深まる
6〜7日目:一日一食を丁寧に味わい、食のありがたさを実感
参加者の声
「7日間で人生観が変わった」
「東京に戻っても乱れにくくなった」
「定期的に通いたい」

宿泊環境
各室にお風呂・トイレ完備
佐鳴湖を見渡す絶景の部屋
女性スタッフが常駐、参加者の8割以上が女性
Wi-Fi完備でワーケーションにも対応
東京からのアクセス
東京駅 → 浜松駅(新幹線ひかり 約90分)
浜松駅 → 龍雲寺禅堂(車で約15分)
👉 詳しいアクセスはこちら →東京から行ける断食道場まとめページ
予約案内
龍雲寺禅堂の予約は公式サイトから。👉 龍雲寺禅堂 公式サイト
まとめ
龍雲寺禅堂の断食は「やさしい一日一食断食」。
3日間:心のデトックス
4日間:食習慣リセットの基盤
7日間:体質改善+心の習慣化
お寺という環境で「心を調えるために体を調える」時間を過ごすことができます。東京からもアクセス良好。「断食道場 東京」で探している方に、最もおすすめできる体験です。
👉 詳細・ご予約はこちら → 龍雲寺禅堂 公式サイト
参考文献
Nobel Prize in Physiology or Medicine 2016 – Yoshinori Ohsumi. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2016/summary/
Longo, V.D., & Mattson, M.P. (2014). Fasting: Molecular Mechanisms and Clinical Applications. Cell Metabolism, 19(2), 181–192. https://doi.org/10.1016/j.cmet.2013.12.008
Thaiss, C.A. et al. (2019). Microbiota diurnal rhythmicity programs host transcriptome oscillations. Nature Communications, 10, 2453. https://doi.org/10.1038/s41467-019-10191-7
Mattson, M.P., Moehl, K., Ghena, N., Schmaedick, M., & Cheng, A. (2017). Intermittent metabolic switching, neuroplasticity and brain health. Nature Reviews Neuroscience, 19(2), 63–80. https://doi.org/10.1038/nrn.2017.156



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